「人読み」という言葉をご存知でしょうか?
私はボードゲームプロとして、実はかなりこの要素を攻略の上で重要視しています。
人読みとは、その名前の通り、相手プレイヤーその人の思考を読むという事です。
アナログゲームの面白さはここにあります!
対戦相手の心理・思考によって、どう対応するかがかわるという事です。
宝石の煌きのように、公開情報が多く、かつ相手プレイヤーの行動が読みやすいものであれば尚更重要です。
相手が次に何をもとめ、どう行動するのかを読むことができれば、宝石の煌きはかなり有利に進められることでしょう。
という事で、レベル3は、「人読み」の力をつける所です。
おい!そしたらその人の事を知らないといけないじゃないか!?
と思われる方もいるかもしれませんが、その意見は〇でもあり、△でもあります。
確かに、相手プレイヤーがどんな戦略をやってくるのか?という性格などを知っている方が有利ではあります。
しかし、宝石の煌きは先ほど言ったようにほぼ公開情報で行われるので、相手プレイヤーの性格などを知らなくても読みやすいゲームとなっています。
さて、この人読みが最も発揮されるのはズバリ!相手のレベルの違いを読むという事です。
こちらの盤面の時、レベル1にもまだ達していないプレイヤー同士で行う場合は、おそらく貴族を狙いにいってしまいます。
赤7の4点を取ろうという発想がありません。
キープが強いという発想もありません。
という事は、レベル2でお話した自身のターンでのキープは、少し先送りにして、赤宝石を獲得するのに費やしてもよいでしょう!
初心者と、画像の盤面でプレイした場合は、きっと赤宝石を4つは取らせてくれる。
そんな展開になる気がします。
反対に、レベルの高いプレイヤーは、真っ先に赤7の4が重要である事をつきつめるでしょう。
それならば、初手からキープをするという1手も、私は視野にいれます。
相手プレイヤーのレベルに応じて優先事項を変えられる柔軟性を身に付ければ、宝石の煌きのレベル3は達成です!!
ちなみにこの「人読み」は、宝石の煌きだけでなく、他のボードゲームでも大いに使える戦略ですので、是非重要項目として覚えておくとよいでしょう!!
それでは!次回は初級編の最終章、レベルが高いもの同士の戦い方に関してを書いていきます!!
by 社団法人ボードゲーム 会長 岩田慎太郎