【ボードゲームの定義】

ボードゲームをWikipediaで調べると、

ボードゲーム(board game)とは、専用のボード(盤)上でとも言う)を置いたり、動かしたり、取り除いたりして遊ぶゲームの総称。盤上ゲーム盤上遊戯とも呼ばれる。
(引用:ボードゲーム

とありますが、
弊社では、アナログで遊ぶものは全てボードゲームと定義しています。
広い意味では、「ジャンケン」もボードゲームです。

日本では、人生ゲームや、unoの印象を持っている方が多いのではないでしょうか?

将棋、囲碁、オセロもボードゲームです。
しかし、最近メディアにとりあげられているボードゲームは、
今あげているボードゲームの定義に、少し付加価値が加わっているものを指しています。

 

【最近話題のボードゲームは、ドイツゲームと呼ばれるもの】

人生ゲームや、unoでは、正直なところ大人が毎日盛り上がったりはできないでしょう。

なぜなら、「運」の要素が強いから。

それでは将棋や囲碁のように「運」に左右されないゲームではどうでしょう??
これでは強者や経験者が有利すぎて、やはりみんなで楽しく毎日やろう!とはなりにくいですよね。
最近話題のボードゲームとは、ボードゲームの中でも、
「ドイツゲーム」と言われるジャンル、

・運と実力のバランスが合い備わったもの

を指して言っています。

 

もちろんドイツゲームの中にも、将棋・囲碁タイプのゲームはあるのですが、
基本的にはカードの運、ダイスの運などが兼ね備わっており、
そしてしっかりとカウンティング(記憶)したり、心理戦を行なったりとして、
プレイヤーの実力が問われるものを言います。

だから、大人がハマるのです。

麻雀やポーカーのような位置づけになってきているかもしれません

 

【社団法人ボードゲームにおけるドイツゲームの定義】

実はドイツゲームというものの定義も、人によって様々な意見があるのですが、
弊社では下記のように定義をしております。

ドイツゲームとは、
ドイツで生まれたボードゲームがドイツゲームだという訳でもありません。(なんと!?)

そうです。
アメリカで生まれたドイツゲームもありますし、近年では国産のドイツゲームも増えてきています。

 

では何故ドイツ?というと、
1979年にドイツ年間ゲーム大賞というものが設立されました。
こちらは、ボードゲーム会のアカデミー賞で、その年の最も優秀な作品に送られます。
あの有名なルービックキューブも、1980年にノミネート受賞されています。

つまり、ドイツゲームとは、この
1979年以降に制作されたボードゲームのことをいうのです。

 

皆様がよくご存知のモノポリーは、1979年以前の作品ですので、ドイツゲームには当たらないという事になりますね。
そうなると、ルービックキューブの正確な発売は1977年なので、どうなの?!という方もいそうですが・・・
当時のドイツ年間ゲーム大賞はその当たりは誤差の範囲として緩かったことをご愛敬としてください。

 

【まとめ】

つまり、ここ最近の話題となっているボードゲームとは、
ここで書いたような「ドイツゲーム」というジャンルのボードゲームのことを指しているという訳ですね

今、話題のボードゲームに関して、少しでも知識の足しにして頂ければ幸いです。

それでは次回は、GWを効果的にステイホームで過ごす。

「プロが教える必ず成功するボードゲームの選び方」
について書いていこうと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

by
社団法人ボードゲーム
会長
岩田慎太郎